【古宇利島#2】

さあさあどんどん行きましょう。

#2の最初のときめきポイントは、ハートロックがあるティーヌ浜です。

ティーヌ浜とは、古宇利島の北部にあるビーチです。

この場所には、打ち寄せる波達が膨大な「時間(とき)」をかけてハート型に

つくり上げた岩『ハートロック』があるのです。

このハートロックとは、古宇利島が恋の島と呼ばれる所以になった「愛岩」です。

また古宇利島には、「人類発祥の島」の石碑があり、石銘板によると、

『古宇利島は天帝が初めて人間の男女をシラサ岬に降ろしたロマンに満ちた島で、

方言でクイ島と呼ばれている。

人類の始まりはウナイ神・ウキイ神の原点、深層を証す行事である海神祭が

旧暦のお盆明け七月の最後の亥の日に執り行われています。

そして、ウナイ神・ウキイ神の御姿像が縁結びの神として祀られています。』

とあるのです。

つまり古宇利島は、沖縄版の「アダムとイブの伝説が残る恋の島」なのです。

また、コウリジマの語源は「恋島⇒クイジマ⇒コウリジマ」になったとも言われています。

近年では、絶大な人気を誇る国民的人気アイドルグループの『嵐』が、

JALのコマーシャル撮影でこの場所を訪れているということもあり、

沖縄離島デートの定番にもなっています。

恋多き人によっては、何度でも訪れる、いわゆる恋愛リピーターにとっての鉄板になっているとか…

驚くことに、この場所は数年前までは人気(ひとけ)がほとんどない、とても静かなビーチだったようです。

別名『神の島』とも言われていたほどですから。

それが今では、駐車場待ちや見物待ちが出るほどの混雑模様になるなど、

時代とともに様変わりしています。

次のポイントは、ティーヌ浜のすぐ隣にあるトケイ浜という場所です。

ここは穴場のビーチでもあります。

しかし、すぐ隣にあるといっても「離島ならではの隣り距離」ということを想像しておいてください。

ティーヌ浜から、少し下った場所にあるにも関わらず、足を運ぶ観光客は半分以上に減ります。

トケイ浜は、自然の浜が複数広がっており、サンゴが残っている大変きれいなビーチです。

干潮時以外は泳ぐこともでき、鮮やかな熱帯魚だって見ることができます。

さらに、もうひとつの穴場を紹介しましょう。

非常に『神秘的』な穴場です。

トケイ浜から逆方面に向かって、少し下った場所にチグヌ浜と呼ばれるビーチがあります。

そして、このチグヌ浜には「始まりの洞窟」と言われている場所があるのです。

この始まりの洞窟は、「人類発祥の島」の石碑に刻まれている、

沖縄版のアダムとイブが暮らしていた、とされる洞窟なのです。

『The 神秘的』という言葉にピッタリな場所は、ここ以外どこにありますか…ないでしょう。

『この場所で男女は生活し、魚や貝を捕って生活の苦しみを学び、

ジュゴンの交尾を見て男女の違いを認識し恥部をクバの葉で隠すようになった。

やがて、二人の子孫が増え琉球人の祖となった。』

という神話があります。

カップルでティーヌ浜にある縁結びの「ハートロック」を見た後に、少し歩いて

「始まりの洞窟」

へと向かえば、二人の距離がグッと縮まり、愛を感じられるのではないでしょうか。

間違いない!


【ティーヌ浜・トケイ浜・チグヌ浜】

住所:沖縄県今帰仁村古宇利

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